瑠璃色ブログ

生きる意味

「できない」を「できる」に

喜多川 泰 著 「ライフトラベラー」より

自分のできないこと「0」をできること「1」に。それができれば人生は「やらなければならない」から「やりたい」ことに変わる。そのためには目の前のことに全力で取り組む。

不自由がない代わりに自由もない。自由であれば不自由でもある。やりたいことの有無に関係なく、いま目の前にあることに本気で取り組めば、自由な大人になれる。

人生そのものが魂の旅であり、人は必要最低限の「才」(個人の特徴や能力など)だけを持って生まれてくる。そして、自分にはない「才」を持った人たちが「出会い」、助け合いながら生きている。

-----------------------

主人公の大学生が、失恋をきっかけにして、人生を変えるような旅に出ることに。必要と思うものは一通りそろえて準備万端と思いきや、ほとんどの物は不要だと友人はいう。ほとんど荷物を持たず〈出会い〉という〈奇跡〉を呼ぶ旅。その旅に出るまでの友人との会話を中心とした物語。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

ライフトラベラー | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

行動する勇気

喜多川 泰 著 「『福』に憑かれた男」より

福の神がとりつくことのできる人は、
「人知れず他の人のためになるいいことをする」
「他人の成功を心から祝福する」
「どんな人に対しても愛をもって接する」
福の神が提供するのは、どんな時でも行動する勇気を与えてくれる人と出会わせることだけ。

 

人が考えるべきは、どうやって成功するか、どうやってお金を儲けるかではない。
どうして成功しなければならないのか、どうしてお金を儲けなければならないのかである。「どうして」を知ることが、生きる目的を持つことになり、生きる使命を知ることになる。

-----------------------

亡くなった父親の小さな本屋を継ぐことになった、30代の男性にふりかかる数々の難題。でも実は、それこそが福の神がもたらしたことなのです。主人公が「出会い」を通して、それらの難題を受け止め、自分に価値を見つけ、乗り越えていく物語。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

福に憑かれた男【文庫】 | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

「上機嫌」を基本姿勢に

喜多川 泰 著 「運転者」より

運転とは、運を転じること

基本姿勢が不機嫌な人は「幸せになれない」と悩み、「不幸なことばかり起こるのに上機嫌になんてなれるわけない!」と言う。そうではない。

基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種をみつけることなんてできない。ただそれだけ。

上機嫌でいるためには、損得から離れるといい。

人はみな、小学生の頃までは損得で行動しないのに、中学生になる頃から損得を考えて行動するようになってしまう。その考えから離れ、純粋に未知のものに対して「楽しそう」「面白そう」と思っていい。そのためには興味を持ってみること。

 

”運が劇的に変わる時、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
そのアンテナの感度は、上機嫌の時に最大になるんです。
逆に、機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
だから、最高の運気がやってきているのに、すべての運が逃げていっちゃうんです。”

 

運が好転するターニングポイントは、劇的なものではない。そこを起点として自分の考えや行動が変わり、何年か後に振り返った時に気づくものである。

 

”運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。
<使う><貯める>で表現するものなんです。
先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ができる。
運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。
周囲から<運がいい>と思われている人は、貯まったから使っただけです。”

 

”自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、
それが起こっている時には誰にもわかりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを、
自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、
それが<生きる>ってことです。
長い目でみたら、報われない努力なんてありません。
あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを
期待しすぎているだけです。”

 

頑張ってるのに報われない、なかなか結果が出ないと言う人はみんな、種の収穫時期の前に「まだ育たない」と言って嘆いているようなもの。報われない努力などない。成果を焦る必要もない。「人生終わりだ」と思っても、そこからまた始めるだけ。その強さは誰にでもある。だから心配しなくていい。

 

”そこにあなたが生まれ、ほんの百年ばかり生きて死んでいく、
そのときです。
あなたがその物語に登場したときよりも、
少しでも多くの恩恵を残してこの物語を去る。
つまり、あなたが生きたことで、少しプラスになる。
それこそが真のプラス思考じゃないかと思うんです。”

------------------------

40代の男性会社員を主役として物語風に書かれています。状況やその時の感情などに共感しながら読み進めているうちに、はっと気づかされることが多く、学びの多い内容です。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

運転者 | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

向かい風はピンチではなくチャンス

喜多川 泰 著 「株式会社タイムカプセル社」より

自分を救ってほしい、自分を何とかしてほしい と思って生きてる人にとって会社は、自らを奴隷にする場にしかならない。でも、会社を救ってあげたい、会社を何とかしたい と思って生きている人は、決して会社の奴隷ではない。むしろ会社の救世主、ヒーローです。

 

全ての人には、自分で苦しみや逆境から立ち直る力がある。そして、それは出会いという奇跡によって始まる。世の中にはたくさんの奇跡の出会いが溢れている。

 

世の中の人は誰もがみんな誰かに迷惑をかけて、誰かにつらい思いをさせて、その苦しみを抱えながらも前に進もうとして生きている。だから優しくなれる。

 

世間からの風当たりが強いと感じた時に、怖くなって、萎縮してしまって、縮こまって、どこかに隠れたくなるのは、人間だから当然。だけど、向かい風が強ければ強いほど、翼を広げれば空に飛びたてる。追い風では翼があっても空には飛べない。だから勇気をもって翼を広げてみよう。向かい風はピンチではない、チャンスの風だ。

---------------------

卒業式などで、x年後の自分に向けて手紙を書いたことはありますか?残念ながら、引っ越しなどの様々な事情により、その手紙が手元に届かない方もいます。そういう方にも必ず届けてくれるのが、「株式会社タイムカプセル社」。x年前の自分からの手紙を受け取り、それをきっかけにどう考えや行動が変わっていくかを、数名の方を主人公にして書かれた物語。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

株式会社タイムカプセル社 | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

「アイ」を知る

喜多川 泰 著 「ソバニイルヨ」より

なぜ人は、人を平気で傷つけられるのか?それは「アイ」が足りないから。

「アイ」は誰もが最初は持っていない。生きていく中で経験して学ぶもの。

「アイ」を知れば、自然と「自分だけ」という考えはなくなる。

いじめも、いじめられている人が「アイ」を知れば、時間はかかるが、その周りから傷つけようとする人は減っていく。逆に、「アイ」を知らなければどんどん増える。

 

他の人が自分の気持ちをわかろうとしてくれずにイライラしたり、物事が思うように進まなくてイライラするのは、その人に自分の基準を当てはめた行動を期待しているから。でもそれは、会う人会う人が、自分の望み通りの行動をとってくれて初めて「いい一日」になるということで、自分によって決まるわけではない。

ところが、最初から人に期待しないで過ごすと、自分によって「いい一日」を送ることができることに気づく。

 

自分の好きを、他の人の価値観につぶされるな。

これをやったら人からどういわれるか、こんなことを言ったら人がどう思うか。。。

そんなことを気にしてばかりで、自分の人生でやりたいこともやらずに、言いたいことも言わずに人生を終えていく人がたくさんいる。すごくもったいない。

たった一度だけの人生。他の誰かの価値観に合わせることに費やすのではなく、自分の価値観にもっと正直に生きるべき。

 

やらなきゃいけないこと(必要最低限)を超えたところに、何もかもがあるのに、その手前でやめてしまうのはもったいない。勉強も仕事も、ただやるだけでは意味がない。与えられた時間は皆同じ。勉強も仕事も「どうやるか」により、「消費」、「浪費」、「投資(=将来の財産)」のいずれかになる。必要最低限を超えようとした時間だけが「投資」になる。どうせやるなら、必要最低限を超えないと損。

 

「アイ」を知るとは、「哀」を知ること。

--------------------------

勉強をする気になれなかったり、友人関係もとつぜん崩れたり、家族との関係もぎこちなかったりと、様々なことが起こる高校生時代。研究者の父親が3か月の出張に飛び立つ前に作って、息子の部屋に残した不細工なロボット「ユージー」。そのロボットと向き合うことで、強さ、優しさ、学ぶことの意味、などに気づいていく物語。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

ソバニイルヨ | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

持って生まれた使命

喜多川 泰 著 「きみが来た場所」より

人間にあるのは永遠に続く今という時間だけ。未来がやってくるわけではない。

今日は、過去に自分が恐れていた未来。

起こることを受け入れ、それがいいこと、悪いことかを決めつけず、今、生きていることに集中する。そういう生き方を続けているうちに、大きな希望の光が見えてくる。

 

人間は、使命をもって生まれてくる。

そして、使命を果たすために必要なものはすべて持って生まれている。

といっても、たった一人の力でできることはたかが知れている。

自分が持っていないものは、同じ志を持ったもの同士が出会うことで使命を果たすことができる。

自分が今できることを精一杯やっていく中で自然とその出会いはやってくる。

 

人間は誰かのために生きている。

自分のためよりも、自分の大切な人のために行動するときこそ、思ってもみなかった力がでる。

誰かのために生きた時にしか発揮できない力が内に秘められている。

------------------------

自分の使命が何かを模索しながら、起こることを覚悟をもって受け入れ、今を精一杯生きる。そうすれば、自然と同志に出会い、使命を知り、それを果たすために歩むことができる。

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

きみが来た場所 | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)

出会いと想い

喜多川 泰 著 「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」より

あなたにとって居心地のいい場所は、周りの人があなたに何をしてくれるかによってではなく、あなたが周りの人のために何をするかによって決まる。家も、学校も、職場も、全部同じ。

人生は誰と出会うかで決まる。日常のふとした出会いが人生を変えるきっかけをくれる。

一つ一つの出会いは偶然起こっているように見えるけれど、「今」という場所から過去を振り返り、一つ一つの出会いを見つめてみると、どれも今の自分を作る上でかくことができない必要な要素になっていることに気づかされます。

偶然に見えるすべての出会いが必然である

-------------------------------

どこにでもいそうな普通の高校生がついた小さなウソが、人の厳しさと温かさを知る出会いをもたらし、生きる意味を見出していく物語です。ぜひ原作を読んでほしいですが、映画にもなっています。

eiga.com

 

喜多川さんのオフィシャルサイトはこちら↓

「また、必ず会おう」と誰もが言った。 | 著作一覧 | 読書の広場 | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)