瑠璃色ブログ

生きる意味

かならず仲間はいる

辻村深月著 「かがみの孤城

同級生の嫌がらせにより学校に居場所がなくなった中学生が、ある日光る鏡を通り抜けて別空間へ。そこはお城。出会ったのはオオカミの面をつけた女の子と、同じような境遇にいる他の中学生達6名。わけがわからないながらも、秘密の鍵を見つけて秘密の部屋を開けた一人だけがどんな願いもかなえられるというゲームに参加することに。この不思議な空間へは日中のみ出入りが可能で、来るも来ないも自由。誰がどんな意図でこの空間を作ったのか?それぞれに悩みを抱えている7名はどんな行動にでるのか?どんな願いをかなえたいのか?

一人一人の悩み、葛藤、感情の動きが手に取るようにわかり、最後にすべてがつながるストーリーに一気に引き込まれました。