瑠璃色ブログ

生きる意味

子供たちの持つ可能性は想像以上

今週のお題「最近読んでるもの」

光文社出版 朝比奈 あすか 著 「翼の翼」

首都圏の中学受験の話で、母の心情、親が子に与える無意識のプレッシャー、子供の気持ち、が手にとるように伝わってきます。中学受験を検討されている親御さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。

限りある命をどう生きるか

小坂 流加 著 「余命10年」

実話を元に小説化されたようです。

医療技術が発達し、新薬も開発されている現代でも治すことのできない病気はまだたくさんあるそうです。若くして発病し、余命10年と宣告されて生きていく不安、苦しさ、悲しさ、愛おしさなど、人間がもつ様々な感情が手にとるようにわかり、涙しながら一気に読みました。

ガラスペンの世界へ

憧れのガラスペンが届きました!ガラスペンは日本発祥の伝統工芸品。明治35年に風鈴職人の佐々木定次郎氏によって日本で開発された筆記用具だそうです。

インクをつけて書いてみると、予想以上にスラスラとした滑らかな書き心地に驚きます。インクがたれることもありません。1度インクを付けるとハガキ1枚程度書けるので、インクを頻繁につけなくても書けるのがまた嬉しいところ。

一本一本手作りのため全てが一点物。手作りの温かさと、きらめくガラスの美しさに魅了されます。瞬く間にイタリア・ドイツ・フランス等、世界中に広まっていったのも頷けます。

インクの種類の豊富さ、色やボトルの美しさが、ガラスペンの世界をさらに魅力的にしているようです。

#ガラスペン

かならず仲間はいる

辻村深月著 「かがみの孤城

同級生の嫌がらせにより学校に居場所がなくなった中学生が、ある日光る鏡を通り抜けて別空間へ。そこはお城。出会ったのはオオカミの面をつけた女の子と、同じような境遇にいる他の中学生達6名。わけがわからないながらも、秘密の鍵を見つけて秘密の部屋を開けた一人だけがどんな願いもかなえられるというゲームに参加することに。この不思議な空間へは日中のみ出入りが可能で、来るも来ないも自由。誰がどんな意図でこの空間を作ったのか?それぞれに悩みを抱えている7名はどんな行動にでるのか?どんな願いをかなえたいのか?

一人一人の悩み、葛藤、感情の動きが手に取るようにわかり、最後にすべてがつながるストーリーに一気に引き込まれました。

お稲荷様と人間

蒼月 海里 著 「稲荷書店きつね堂」

1~5巻+番外編の全6冊シリーズ

お稲荷さんの化身が、おじいさんのために試行錯誤しながら街の書店を営む物語。日本の神様とあやかしに魂を吹き込み、人間との交流を通しておじいさんの書店のために働くお稲荷さんの化身の物語。東京都神田が舞台になっており、「幻想古書店で珈琲を」の登場人物と絡ませて話が進むので、そちらも合わせて読むことで2倍楽しめます。

カバーイラストもとてもきれいです。

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憂いを晴らす

蒼月 海里 著 「幽落町おばけ駄菓子屋」

1~9巻+異話の全10冊のシリーズ

浮世と常世、その狭間に存在する幽落町で、日本の神様やあやかしの化身と人間とが共に様々な憂いを晴らしていく物語。東京都の昔の街並みや老舗も紹介されていて、心温まる物語と共に東京の街の良さを知ることもでき、優しい気持ちになれる物語です。

カバーイラストもとてもきれいです。

蒼月海里OfficialSite

縁を紡ぐ

蒼月 海里 著 「幻想古書店で珈琲を」より

1~7巻+番外編の全8冊のシリーズ

人間の姿をしている神々と人間との交流を通し、人々の縁を紡いでいくファンタジーSFの物語。東京都神田にある神保町の書店を中心に描かれていて、お店や街の良さを知ることもでき、物語を読んだ後は神保町を訪れてみたくなります。

カバーイラストもとてもきれいです。

蒼月海里OfficialSite