瑠璃色ブログ

生きる意味

「上機嫌」を基本姿勢に

喜多川 泰 著 「運転者」より

運転とは、運を転じること

基本姿勢が不機嫌な人は「幸せになれない」と悩み、「不幸なことばかり起こるのに上機嫌になんてなれるわけない!」と言う。そうではない。

基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種をみつけることなんてできない。ただそれだけ。

上機嫌でいるためには、損得から離れるといい。

人はみな、小学生の頃までは損得で行動しないのに、中学生になる頃から損得を考えて行動するようになってしまう。その考えから離れ、純粋に未知のものに対して「楽しそう」「面白そう」と思っていい。そのためには興味を持ってみること。

 

”運が劇的に変わる時、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
そのアンテナの感度は、上機嫌の時に最大になるんです。
逆に、機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
だから、最高の運気がやってきているのに、すべての運が逃げていっちゃうんです。”

 

運が好転するターニングポイントは、劇的なものではない。そこを起点として自分の考えや行動が変わり、何年か後に振り返った時に気づくものである。

 

”運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。
<使う><貯める>で表現するものなんです。
先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ができる。
運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。
周囲から<運がいい>と思われている人は、貯まったから使っただけです。”

 

”自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、
それが起こっている時には誰にもわかりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを、
自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、
それが<生きる>ってことです。
長い目でみたら、報われない努力なんてありません。
あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを
期待しすぎているだけです。”

 

頑張ってるのに報われない、なかなか結果が出ないと言う人はみんな、種の収穫時期の前に「まだ育たない」と言って嘆いているようなもの。報われない努力などない。成果を焦る必要もない。「人生終わりだ」と思っても、そこからまた始めるだけ。その強さは誰にでもある。だから心配しなくていい。

 

”そこにあなたが生まれ、ほんの百年ばかり生きて死んでいく、
そのときです。
あなたがその物語に登場したときよりも、
少しでも多くの恩恵を残してこの物語を去る。
つまり、あなたが生きたことで、少しプラスになる。
それこそが真のプラス思考じゃないかと思うんです。”

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40代の男性会社員を主役として物語風に書かれています。状況やその時の感情などに共感しながら読み進めているうちに、はっと気づかされることが多く、学びの多い内容です。

 

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